膣内射精障害の病院での治療法

膣内射精障害の治療を病院でうける場合には、泌尿器科あるいは専門医にかかることになります。膣内射精障害の承認された薬物は存在しておらず薬物による有効な治療法は確率していません。病院では正しいマスターベーションの指導やカウンセリング、体質改善などの指導が行われています。

膣内射精障害 病院

膣内射精障害の原因は、機能障害を除けば、心因性によるものと間違ったオナニー(自慰行為)、そして加齢、肥満、慢性疾患などによる射精反射の減衰によるものです。

心因性とは、妊娠してしまうのではないか?という不安感、女性やセックスに対する緊張、現実の女性の膣に対する嫌悪感、過去に失敗したことの再発への恐怖感があげられます。パートナーである特定の女性との関係において膣内射精障害になる場合があります。この場合、「妻以外の女性とならセックスでイケる。」というようなケースも起こります。

間違ったオナニーとは、陰茎を強く握りすぎる強グリップ、床などに押し付けて行うマスターベーションなど膣以上に刺激の強いオナニーがあげられます。また、AVなどを観賞しながらオナニーをすることにより、顔もスタイルも性的嗜好も自分の好みの状態で射精することになれてしまい現実の相手では満足感を得られなくなってしまうとも言われています。

加齢による射精力の減退は、行きすぎるとEDとなる場合があります。年齢とともに性に関する能力が衰えるのは仕方ありませんが、40代で射精できなくなる、などということは本来正常ではありません。肥満の解消、規則正しい生活、筋力トレーニングなどで改善が見込まれます。

膣内射精障害の治療の実際

膣内射精障害の治療としては、有効な承認された薬というものがないため、薬により劇的に治る、というようなことはありません。問診、診断により膣内射精障害になってしまった原因の切り分けを行い、それぞれに対しての指導、カウンセリングなどが行われます。

そのため、病院にいけば治る、というような他力本願な考え方では膣内射精障害を治すことは難しく、自分自身でのオナニートレーニングやイメージトレーニング、生活習慣の改善、などの努力が不可欠です。

薬物療法に関しては、心因性が占める部分が多いと判断される場合、まず膣内で射精できるという自信を得るために、ED治療薬などを使用して膣内で射精できるようにする、という試みも行われています。しかし、こうしたED治療薬には射精しにくくなる副作用もあるといわれており服用は慎重さが要求されます。

実際の治療では、もっとも多い原因であるマスターベーションのやり方の改善を指導されることが一般的です。オナニーによって膣内射精障害になってしまった場合には、そのオナニーの方法を変えるだけでかなりの確率で膣内射精障害が改善します。

不妊治療の一環として行われる膣内射精障害の治療では、夫婦そろってのカウンセリングによるセックスの方法の改善指導、心理相談も行われています。根本的な膣内射精障害の改善とはならないかもしれませんが、子供を授かるということを第一に考える場合にはセックスの際に女性が前戯(フェラチオや手こき)でペニスの勃起度を十分に高めるようにし、射精しようになったら膣内に導くという方法もあります。男性の性的嗜好になるべく沿った形で性行為を行うようにする、最初は膣内でなく体外への射精から始める、などの工夫が有効とされています。

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