最近はあまり聞きませんが、その昔はインポ(インポテンツ)という言葉がよく使われていました。「このインポ野郎!」とか、「昨日あの人あかんかったわ、インポちゃうか?」というように一般的に広く使われ男女問わず知名度の高い言葉でした。
ある程度の年齢に方にはなじみ深い「インポ」。かつてはセックスにおいて役立たずな男性のことをそう呼んでいた時代がありました。最近はこのような場合に「ED」という言葉を使うことが多いようですが、実際のところ、インポ=EDというわけではありません。
言葉の定義でいうと、
これに対してEDの場合は、
ということになっています。
つまり、インポはセックスできないという問題をすべて含む、と考えてよいということになります。EDの他にも、早漏、遅漏、膣内射精障害などの射精に関する症状、膣内不感症、セックスする気がおきないなどの精神的な症状・・・これらを含んだ総合的な名称がインポなのです。
そう考えてみると、インポって呼び名はなんだかすごいんですね。
そして記事のタイトルにあったような相談は時々あるのですが、ずばり、
役立たず=インポ
は言葉の定義から見ても正しいのです。
ただ、「ああ、俺はインポだ、最悪だぁ~~!!!
と、落ち込んだり騒いだり恥ずかしく思ったりしていても、何も解決はしません。
インポと一口に言っても、勃起に問題があるのか、射精に問題があるのか、精神的なものなのか、と様々なのですから、自分がどれに当てはまるのかを見極め、症状別にきっちりと対処していく必要があります。
セックス面で問題がおこった場合、以前は情報も少なく医学も進んでいなかったため一人で問題を抱え込んだまま、対策もせずにあきらめてしまうことも多かったと思います。
でも今はインターネットが普及し情報は豊富です。その気になって調べれば真実は見つかります。あきらめる必要はありません。症状がいろいろあるので、一口に「インポは治る」と断言することはできませんが、たとえばEDなら薬でかなりの改善が見られますし、早漏、遅漏、膣内射精障害ならオナニー(マスターベーション)のやり方を工夫することで大きな効果が期待できます。
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