膣内射精障害が治り、T枝とのセックスでも毎回ちゃんと膣の中で射精できるようになった。セックスがこんなに気持ちいいものだったとは知らなかった。無事に射精できるようになった私だが、しばらくすると今度は別の問題が起こった。
それは、早漏。
あまりにも気持ち良すぎて、膣に挿入しても本当に三こすり半であっというまにイッテしまうようになったのだ。
最初のうちは「あれれ、なんだか逆に敏感になっちゃたね」と笑ってくれていた彼女だったが、毎回のようにあっというまに射精してしまうので欲求不満がたまってしょうがなかったようだ。
ある時雑誌で「コンドームを2枚重ねで使う」という早漏の改善方法が紹介されていたのを見て、「今日は大丈夫だよ、きっと」と言ってセックスをしたら、いつもと同じようにあっという間に射精してしまった。
その時はさすがに彼女も、
「もう、いい加減にしてよ!」
と、彼女らしくなく泣き出してしまった。
射精できなくて半年以上も我慢させたうえに今度は早漏か。
そりゃ誰だって泣きたくなるよね・・・。
ただ、当時の私はまだ10代の終わりで元気だけはあったので、一回射精しても何回でもセックスをすることができた。
一回のセックスが短い分、前戯もたっぷりとしてあげたし(してあげたというよりも、芳枝の美しい体の反応を見るのは喜びだった)、一度終わってもしばらくすればまたすぐに回復して勃起し挿入することができた。
次の日が休みの時などは、朝までずっとセックスをしていた。一晩に7回くらい射精するというのもよくあった。これは何も自慢というわけじゃなくて、いかに私が早漏だったかっていう証明だ。普通は一晩に7回も射精するにはもっと時間が必要になるはずなのに。
早漏になってしまった私だったけれど、それでもT枝は見捨てないでくれた。
しかし、なんとかして早漏は克服したい。
早漏の改善方法というものもまたもや研究した。
すると、どうやらペニスが刺激に馴れていないことが原因のようだ。
私のペニスは皮をかぶっていた。包茎だ。
完全に皮をかぶった状態ではなく、勃起をすれば亀頭が見える。
でも、勃起をしても完全に亀頭が露出するカリの部分までは剥けず、無理に皮を引っ張ると痛い。
セックスも半分むけた状態で膣に挿入していた。
普段から皮をかぶった状態なせいで、ペニスが刺激に馴れていないので、実際のセックスでは早く射精してしまうのかもしれない。
今度は早漏改善の日々がはじまった。