膣内射精障害の夫を持つ女性の悩みとして、旦那が膣内射精障害でも妊娠して子供を授かる事は可能なのか?というものがあります。膣内射精障害は男性に原因がある不妊の中でも、無精子症などとは違って克服することができる症状です。また、妊娠を急いでいる場合や回復がなかなか見られない場合には、膣内射精障害の場合でも妊娠の可能性を高める方法もあります。
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私に魅力がないのかな・・・。
女性の膣内で射精できない膣内射精障害。女性にとっては自分の身体で相手が最後までイケないことから「私のあそこは気持ちよくないのかな?」「私のことを好きじゃないのかな?」「魅力がないのかな?」「浮気してるの?」と不安になってしまいます。
じつは膣内射精障害の男性の多くが「以前は普通に膣内で射精できていた」と言います。私自身もそうでした。間違ったオナニーを続けていたことによって徐々に症状が進行し、加齢や体力の低下も手伝って気が付けば膣で最後までイケなくなるのです。
正常な感覚を失った膣内射精障害の夫の方に問題があるのであって、決して女性の側の魅力や性器の具合ということが原因ではありません。
ほとんどの膣内射精障害は治る可能性があります。
ペニスの機能そのものに問題がなければ、膣内射精障害は治る可能性がかなり高い症状です。軽度な男性の場合には「オナニーをしない」だけで膣で射精できるようになります。
それでも治らない場合には、逆にオナニーを利用したトレーニングを男性に課しましょう。これは膣の感覚に近い刺激とイメージトレーニングを組み合わせるものです。
この方法で劇的に回復する可能性があります。
私の場合は2カ月かからないで治りました。
夫が話を聞いてくれないという問題
男性にとってセックスに問題がある、ということは認めたくないものです。膣内射精障害の男性でも、射精できないという事実を隠して、セックスの際にはイッたふりをしてごまかしているという人もいるほどです。実際、私も何度か演技をした経験があります。
セックスが満足にできないことをパートナーの女性から指摘されるのはつらいものです。プライドもあります。
妻が膣内射精障害の問題や子作り、不妊についての話題をもちかけようものなら、話をはぐらかしたり、ごまかしたり、無視、あげくのはてには不機嫌になり怒り出す。
子供が欲しいのに膣内射精障害の夫をもつおかげで妊娠できない妻は、いったいどのように対処すればよいのでしょうか?
膣内で射精できていないことを認めさせる
デリケートな問題ですが、うやむやにしたままでは解決することはできません。夫が本当に膣内で射精できていないかを確認し、その事実について夫に問いましょう。
「膣内射精障害でしょ?あんた!!」とののしるのは最悪のパターンです。
「疲れてるだけ」とかなんのかんのと理屈や言い訳をして否定される。「そんな話はしたくない」などと逃げられるのがオチでしょう。どんな言い方をしたとしても夫は傷つくでしょう。プライドを傷つけられたと感じ、不機嫌になるかもしれません。
相手を責めるのではなく、一緒に解決しようよ、という前向きな態度で根気よく話しあいましょう。
オナニーを禁止する
膣内射精障害というものを共通の認識にできたら、次に夫にオナニーをしないようにしてもらいます。性欲を高めた状態でセックスできるように我慢してもらうのです。軽度の膣内射精障害ならこれでも射精力が高まるでしょう。しかし、万が一、夫の膣内射精障害の原因が床オナニーなどの誤ったオナニーによるものである場合にはこれだけでは効果が期待できませんから、逆に定期的に正しいオナニーでペニスの感覚を矯正する必要があります。
それがダメでも方法はあります
トレーニングをしても膣内射精障害が回復しない場合にもまだ妊娠をあきらめることはありません。膣内射精障害の夫でも妊娠する方法はあります。
射精寸前に挿入する
男性のペニスをフェラチオや手コキでしごいて射精しそうになったら、女性の膣に挿入して精子を膣内に放出する方法です。タイミングが難しいのでお互いの協力と慣れが必要かもしれません。女性が手伝ってあげる方が二人の作業になるので望ましいと思います。少し味気ないですが、男性が自分自身でオナニーをして、イキそうになったら挿入する、という方がより成功率は高くなるかもしれません。
シリンジ法
容器に取った精液をスポイトなどで、膣内に注入する方法です。病院に行かなくてもできる不妊解決方法とも言えます。
用意するものは精液を入れる容器とスポイトだけ。病院ではシリンジ法を行うための減菌容器などをもらえますがとくに減菌されていなくても、もともと精液にも膣内にも雑菌はあるので特に神経質になることはありません。容器などは台所用洗剤で洗ってから使用すれば問題ありません。
人工授精と違って子宮の中に注入するわけではなく、妊娠成功率も低いと思われます。しかし、きちんと精液が注入できていれば妊娠の確率はあり、実際に成功したという例もいくつもあります。
人工授精
人工授精というと、なんだか機械的な人為的な操作をイメージしてしまいますがそうではなく採取した男性の精液を子宮内に挿入する方法を言います。以前から行われている精液をそのまま子宮に入れるやり方の他、より効果が高いと言われる「パーコール法」「スイムアップ法」などが病院で行われています。
人工授精の妊娠成功率は5~10%と言われています。不妊治療というと費用が高額なイメージがありますが、人工授精は1回1万円~3万円くらいで済みます。