遅漏というのは定義的には「性行為で女性の膣に挿入した際に、本人が意図しているタイミングで射精ができず遅れてしまう状態」をいいます。通常の男性の場合、膣に挿入してしばらくしたら興奮度も高まり、少し激しく腰を動かしたら我慢できず射精してしまう、という状態になります。あんまり早くイキたくないので、腰を動かすのをやめてみたり、一度ペニスを膣から出して体位を入れ替えたりしながらセックスを楽しみ、もうダメだ!というところで射精するということになります。この間、まず膣に挿入する時に一度目の大きな快感があり、最終的に射精の瞬間に一番大きい快感がおこります。挿入中、常に気持ちがいいとは限らず間に波がありながらフィニッシュを迎えます。個人差はありますが、早漏でもない限りは挿入から射精までが10分~30分程度となるのが一般的な状態でしょう。(個人的見解ですが・・・)
それに対して遅漏の男性はどうかというと、挿入時の快感は普通にあります。遅漏でない人となんら変わらないと思います。問題はその後で、しばらくピストン運動を続けていると、ある程度気持ちはよいのですが射精するほどのMAXに達するほどの快感がなかなか得られません。気持ちのよさはあるのです。でもなかなか射精しない。だから遅漏なんですけどね。やがては快感よりも疲れの方が先に来てしまって射精をあきらめてしまうこともあります。最後の射精した時には当然快感は感じるのですが、とにかく無理やり頑張って射精するわけですから、我慢できずにイク時の頭が真っ白になるような快感と比べると気持ちよさで言えば低いように感じます。
遅漏の症状にもいろいろあって、最後までペニスは固くてギンギンなのになかなかイケないという人や、摩擦や慣れで途中で萎えてしまう人もいます。このあたりの症状が出ている人は遅漏に加えてED、膣内射精障害などの疑いもありますが。