同じクラスに床オナ仲間がいた

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学1年生になった。

同級生の中にマセている桐谷君という男の子がいて、休み時間になると彼を中心に輪になってエッチな話をした。私は正直なところ、話を聞いてもちんぷんかんぷんだったが興味があったので輪の中に加わるようになった。ある時桐谷くんがこんなことを言った。

床オナ仲間

「ちんちんを手でこするやろ?気持ちええやんか?あれずっとやってると白い液出るやん?あれで子供できるんやで」

え?
あの白い液はみんなも出てるんだ!ぼくだけじゃなかった!

嬉しかった半面、気になることもあった。

「ちんちんを手でこする・・・?」

ぼく以外のみんなはちんちんを手でこすってるのか?手で擦るってどうやってるんだろう?手のひらでこするのかな?やりにくいよ。気持ちよくないし。シーツの方がいいのに・・・。

桐谷くんのエッチ話の輪の中に何回か加わって話を聞くうちに、自分で自分のペニスを刺激して白い液を出すという行為がオナニーというもので、みんなは手を使っておちんちんをこすって出している、ということが分かった。

私はいつもただうんうんとうなづくだけの聞き役で自分から話をすることはなかった。他の同級生の男の子たちと同じように輪の中にいるけど私は自分だけみんなとは違う変なオナニーをしている。その事が後ろめたかったし、ひょんなことからそれがばれるのを強く恐れていた。

桐谷君の話は彼の高校生のお兄ちゃんから聞いた話やその兄のエロ本をこっそり盗み見して得た知識だった。桐谷君にしても他の誰にしても実際のエッチを経験していなかったわけで、ある程度の情報が出尽くしてしまうと後は同じような話の繰り返しになって目新しさもなくなり休み時間のエッチの輪はいつの間にかなくなっていった。

学期になると今度は別の仲良しグループができた。男3人女3人で休みの日には奈良公園に6人で遊びに行ったり、映画に行ったりした。グループ交際というものだったのかもしれないが誰が誰とくっつくとかいう感じでもなく恋愛というよりも友達、仲間という感じで男女を意識することはあまりなかった。

ある日、グループのみんなで放課後の教室に集まって今度の休みにどこに遊びに行くかを相談することになった。私は自分の席の机を前にして座っていて、みんなは前の席や隣の席にそれぞれ座ったり立っていたりとそれぞれ思い思いの格好で話をしていた。

私の机の上に両手をつくような姿勢で柏木さんが立っていた。彼女はみんなの話を聞きながらあまり発言はしていなかったが時々適当に「そやね~」とあいづちをうっていた。私は彼女の姿勢がなんとなく気になった。ちょうど机のコーナーの角の部分がちょうど彼女の股間の位置にあったからだ。股間の部分はスカートに隠れていて実際にはどこまで深くあたっているのかはよく分からなかった。

柏木さんは机に手をついていたから少し前傾姿勢になっていて私の顔の方に彼女の顔も近づいていた。呼吸が少し荒くなっていた。みんなは離れているから気付かない。一番近くにいる私には彼女の呼吸の乱れがわかった。彼女はじわっという感じで股間を机に押し当てながら少しずつ動きを加えていた。顔を見ると目はぼんやりとしていて口が自然に小さく開いていた。

「もしかしてオナニーしている!?」

他の人は気付かないかもしれないが私にはわかった。彼女は慣れているのか、他の人に分からないように上手にそれを行っていた。息が徐々に荒くなり静かに頂点を迎えているのが表情でわかった。恍惚の表情を上手に押し隠しているが瞳はうるんでいた。私は彼女から目が離せなかった。その時、不意に目があった。彼女はピタリと動きをとめた。数秒間みつめあったままだった。彼女はゆっくりと私から目をそらして何事もなかったようにみんなの話に加わっていった。

その後、柏木さんに「あれ」がなんだったのかを確認することはしなかった。彼女もそのことを話題にはせずそれっきりだった。でも私は知っている。彼女は誰にもばれないように巧妙にオナニーをしていたのだ。それもこすりつけるオナニーだ。男女の違いはあるけれど床オナ仲間をみつけた安堵感があった。

「ぼくはヘンタイじゃないかもしれない。ただちょっと変わっているだけでどこかにもっと仲間がいるかもしれない。」
そう思うと安心できた。

安心したことがよかったのか悪かったのか、私は床オナニーをその後も続けることになった。

中学2年になった時、はじめての彼女ができた。

 

 

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