コンドームは男性のペニスに装着して使用する避妊具。日本で一番普及している避妊の方法である。避妊の他、性病(性感染症)予防の効果もあり、セックスをする時には必ずコンドームをつけよう!というようなキャンペーンが見られる。特に特定のパートナー以外とのセックスではコンドームをつけるのがお互いのためのエチケットかつセーフティーだ。
コンドームの避妊率は100%ではない
「ねえ、ゴムつけてよ」「オッケー♪」
という場面はよくあるのだが、じつは全然オッケーじゃなかったりするのである。なんと、コンドームをつけることによる避妊率は95%と言われていて、決して100%ではないのだ。100回セックスしたら5回は妊娠してしまうかもしれないのだ。
避妊率がほぼ100%な方法は女性がピルを飲むか避妊リングを装着するという方法。生理そのものが来なくなる方法ということで確実だ。女性からは、なんだか怖い、副作用などはないのかと心配する声も多いが、専門家によるとむしろ女性の健康にもプラスだという声もある。
コンドームの正しい使い方
まず、コンドームは決してラブホテルなどに置いてあるものを安易に使わないこと。古くなっていたり、いたずらで穴を開けられたりしていて用をなさない場合があるので、必ず自分で購入した新品を使うようにしたい。
コンドームをつけるタイミングは膣に挿入する直前である。たまに勘違いしている人がいるが「そろそろイキそうだからつけよっかな♪」ではダメ。途中でつけたところで精子がちょっとづつ漏れている可能性もあるし、性感症予防にもならない。
まず袋を慎重に破る。どうもコンドームをつけるタイミングというのは興奮しているし、ムードを壊さないようにあせってもいたりして、不注意になりがちである。袋のついでにゴムも傷づけてしまうということもままある。
コンドームには表と裏があるので間違わないように注意しつつ先のゼリーなどがたまっている乳首状にぷくっとなった部分を指先でつまみ、ペニスに添わせるように装着していく。コツは中に空気をためないこと。密着させながらコンドームを転がしていき根元まで伸ばしていくようにする。
ちなみに包茎の場合は当然、皮がむけないのでそのままコンドームをつける。仮性包茎の場合で勃起した時に中途半端な位置に皮がある人は、もし剥いた時に亀頭が締め付けられるような痛みがなければ、できるだけ剥いた方がいい。皮があまっているとコンドームの中で動いて空気の隙間ができて破れやすくなるので注意が必要だ。
ピストン運動による破れにも注意
装着に注意したのはいいが、挿入後にコンドームが破れてしまう場合もある。破れた場合でもペニスの根元には輪ゴムのようにコンドームの根元が残っているからぱっと見た目はちゃんと装着できていると勘違いしてしまう。あまり途中で抜いたりすると乾燥して男性も女性も痛くなったりするのだが、特に射精しそうになる前には、破れがないか一度目視してからフィニッシュを迎えることをおすすめする。ちなみに管理人は射精した後、膣からペニスを抜いてみるとコンドームが破けていた、という経験を今までに2,3度している。あれほど焦ることはない。
ちなみに女性が口にコンドームを含んでつけてくれる、なんてことも男性的には嬉しいのだが安全ではない。挿入後に少し萎えてしまってフェラチオや手コキで立たせてもらい、そのまま再度挿入、というのも危険だ。手や歯でコンドームにキズをつけてしまう場合があるのでやめておこう。