スーパーツール王国エイシンは、1996年の設立で売上高は関連会社を含めると約70億円です。しかし民間信用調査会社の帝国データバンクによれば、関連会社2社との合計で負債総額は97億円にもなり、自己破産申請へ。それに伴い、公式サイトであるesパワーショップも閉鎖となりました。倒産前に送られてきたカタログの充実具合からは、全くエイシンの倒産を予見させず、むしろこれから販売をどんどん増やして大きくなるのではというぐらいの商品ラインナップの充実具合でした。
エイシン倒産理由は何だったのでしょうか。インターネットesパワーショップやカタログで業者個人問わずに工具や文房具や梱包資材などを激安で通信販売した他、営業店舗を全国展開したり「出張販売」トラックまで用意するなどと、あまりにも急激に業務内容を拡大しすぎた感があります。取り扱い商品や場を増やしたことで、大量の不良在庫を抱え込んでしまいました。esパワーエイシンの様な激安店の場合、ある程度の数を売り上げないと利益が上がらないのです。在庫がたまりやすい構図のため、棚卸資産がどんどん増加していき負債となってしまいました。またesパワーエイシンの商品安さは他の業界同様、中国製品だからということでもあるのですが、例のメタミドホス入り冷凍ギョーザ問題で、中国製品に対する信頼が大幅ダウンした事も多少エイシン倒産に影響があったかも知れません。
esパワーエイシンは業界内でも最安値でのショップを展開していたため、エイシン倒産を惜しむ声は数多いようです。今後、エイシンの復活またはエイシンの販売方針を継承するような販売店が出現してほしいものです。